こどもが生まれて以来初めてかしら?のアフタヌーンティーです。
この時期、お庭も綺麗だろうから…と予約をいれて下さったフォーシーズンズホテルのル・ジャルダン。
…残念なことに、朝から雨にふられてしまいました。お庭の散策は断念です。
途中、やんだときには新緑もより一層濃い緑となり、それはそれで美しかったです。帰るころには小鳥のさえずりも聞こえ、心地よい午後のひとときでした。
さて、お楽しみのアフタヌーンティーですが、この時期ハーバルアフタヌーンティーといって、様々なハーブを用いた軽食を楽しむことが出来ます。
二人分がひとつのスタンドに盛られてやってきました。
偶然お茶も、みなダージリンとなったのでまたポットも大きいものを二つ。
これら全てハーブをどこかしらに使われているというのが驚きです。
華奢な細工は乙女ゴコロをくすぐります
いつもならパクッとひとくちで食べられる大きさですが、あまりに美しすぎて、フォークとナイフで切られるものなら、切ってでもおしいただくのです。
「スコーンは焼き立てで温かいのでそちらからお召し上がり下さい」とすすめられ、素直に従うわたしたち。
プレーンとよもぎ味。
外はサックリ、なかはしっとり…こんな風に焼いてみたい。
「よもぎ味には、小豆のクロテッドクリームがとても相性がよいです」とすすめられ、またも素直に従うわたしたち。
写真左が小豆、真ん中はストロベリージャム、右はプレーンのクロテッド。
よもぎのスコーンにはやはり、小豆が合います
素材は和ですが、テイストはしっかり洋なのですヨ。
プレーンは、どれも合います。特に、プレーンのクロテッドは風味もちゃんと引き立ちます。よもぎスコーンのときは香りが勝ってよく分からず、ムシャムシャ食べておりましたが。
ストロベリージャムは、甘さ控えめで実のかたちもしっかり残って◎。なので、ナイフで取るときに塊ごとくっついてきて四苦八苦。お隣の方は、紅茶のスプーンを使って軽々ととってました
温かなスコーンをいただいた後は下段のプレートへ。
奥がオレガノとブラックペッパー風味のシェーブルチーズパイ。シェーブルというと、尻込みする方もいらっしゃいますが、そんな方でもハーブとペッパーの風味で独特の香りも緩和され、チーズの味はそのままに楽しめます。
右隣りは、アネットの香るスモークサーモンのマリネと柔らかなブリニ。ブリニって知らなかったのですが、ミニパンケーキのようなもの(甘くはない)。手毬寿司のような見立てでカワイイ。
手前のカットものは、ローズマリー風味のフォカッチャに南仏野菜のキッシュ。下がフォカッチャで、上にキッシュがのっています。キッシュの色どりが綺麗で、チーズケーキのよう。
それからルバーブのコンフィチュールとハニーハムのチャパタサンド。メニューを見るまでは、チャバタとは気づかないほど。カレーとの組合せでしか思いつかなかったのですが、こうしてサンドイッチのパン代わりにするのもありなんですネ。
上段はスイーツですが、ここにもハーブ満載。
手前の小さなトマトがのったものは、トマトとバジルのパウンドケーキ。パウンド生地にはカボチャのスライスも入ってました。このトマトのカワイイこと。しっかり甘みも感じられ、こういう種類もあるのね~とひとしきり感心。
その奥はカモミールフィナンシェ。フルーツものって、サワークリームの酸味がほどよく、これが一番私はスイーツのなかでは気に入りました。
そのむこうには、ローズマリーショートブレッド、そしてタイムとカッテージチーズのタルト。
シソ風味のチョコレートガナッシュ。
最後をいただくあたりには、もうお腹も満足サイン。
かなり食べ応えありました。
最初の紅茶のチョイスのときに、ハーブティーもすすめられたのですが、これだけ様々なハーブの香りを楽しむとなると、控えめでありながら可憐な花のように気品よく香りたち、しかも邪魔しないダージリンティーで正解だったと思います。
ゆったりとしたひとときで、気分リフレッシュできました…

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