十数年来の再会を果たした友人とランチ後、ひと駅先のアガタ竹澤ビルへ。
リノベーションされた雑居ビルで、以前はきっと事務所ばかりが入っていたであろうそこは今やおもちゃ箱をひっくり返したような個性的なテナントが幾つも入っています。

入口はこの通り。
地味ながら、表におかれた手書きボードが個性をはなってます。
このビルの一階にはK18のアクセサリーショップが。
総ガラスばりとコンクリート打ちっぱなしのなかに入ると、なんとも華奢で素敵なデザインのアクセサリーが美術館のように高低差をつけてディスプレイ。
たとえばアンティークテーブルを逆さに天井からワイヤーで吊りその上に飾られてあったり…
細い組木のような二段の棚もいい味出してるな~なんて見てたら
「実は盆栽だなを逆さにして取り付けているんです。」とここにもびっくりなディスプレイ。
奇抜なだけでなく、そのジュエリーを際立たせるための演出。実際最初は「おっ?」と思いましたが、すぐに展示されるアクセサリーのほうに目が吸い込まれていきました。
ホント欲しくなるようなものが数点あったのですが、いかんせんお値段が…高い。
残念。
気をとりなおし、いざビルのなかの階段をあがっていきます。

こんな風にドアストッパーで半開き状態のお店もあったり…
これはチェコスロバキアの雑貨店。
食器やデッドストックの布、洋書、文房具…
なかでも一枚のお皿に心惹かれ、何度も手にとりましたが…一枚きりというのとインパクト強い柄なので見送りました。
そのほかにも、
ドイツ雑貨のお店だったり、
デザイナーものの洋服店だったり、
一見なんの変哲もないドア。
そこから覗くのは色彩あふれる空間。
くじを開けるときのワクワクする感じ?
こうしていくつかのお店をまわり、上までまわったところであるひとつのドアが開き、そこからひらりと素敵な女性が出てきました。
お店?と閉まったドアを覗くと、お店ではない様子。
閉まったまんまだし、看板もなし。
ドアにはラベルのみ。
見て(;゚Д゚)!
n100ではないですか
ナチュラル系ファッション誌で何度か目にするブランドですごく気になってたんです。
…でも残念ながら事務所のよう…
きっとあの素敵な女性が身につけていたのもn100なんでしょうね…
ひととおりまわったところで、
お茶を飲むことに。

ビルのなかでひときわ白いドア。
馬喰町ART+EAT。
レバノン料理とデザートを出すギャラリー併設のお店。
しばらくランチ営業はやめます…という張り紙を見つつ、営業してるのかな~と覗いてみました。
「どうぞ」というまたもや素敵な女性の笑顔に迎えられ、一歩入ればそこはアートな空間。

使い込んだ大きなテーブルとインパクト大な絵画。
この反対側の壁には作家ものの展示販売があり、そちらは撮影NG。

椅子もすごく雰囲気あるもので、座るにもどこにしようか迷ってしまいそう…

キッチンも広々…ku:nelの世界だわ…
メニューを見て悩んだあげく

友人はキャロットケーキとコーヒー。
にんじんがぎっしり入り、ナッツもぎっしり。
シナモンの香りと、上のレモンがちょっと効いたバタークリームが個性的。
とにかく美味しくってビックリ
見た目は至極シンプルですが、想像以上の美味しさ。

ワタシはオリーブのケーキ。
オリーブオイルとオリーブがゴロンと入ったパウンドケーキ。
とてもしっとり、そしてふんわりして、これまた予想をいい意味で裏切る美味しさ
ほんのり塩味もきいてます。
二人ともケーキセットにして、735円なり。
大きさもあったし、さきほどのランチで少々物足りない感ありましたが、このケーキセットで十分お腹を満たし、気持ちも満たされました。
これらのケーキは料理研究家小川美穂さんプロデュースによるもの。
キャロットケーキ…レシピ知りたいわ。
お店も広々として非常に癒されます…
癒されついでにまたもやおしゃべりがはずみ、気が付けばタイムオーバー。
こどもの帰宅時間がせまってきたのでおいとまいたしました。
友人からお土産にいただいた
板倉屋の人形焼とカステラ焼。

美味しくちょうだいいたしました。
ごちそうさまです
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