るるぶ山口や、航空機内雑誌でも紹介されたことのある、
創作料理 鈴鹿(山口県下関市)
それらのなかでは鮟鱇鍋が一番に取り上げられていますが、
ここのお店がお気に入りの弟に言わせると、多国籍な創作料理がイケてるらしい。

皆が揃うのもそうない機会なので、
その日のうちに予約をいれます。
弟が説明する、摩訶不思議なお店 鈴鹿。
・初めての人はなかなかお店に辿り着けない。
・小上がりとカウンターの決して広くはないお店。
・料理は刺身からラーメンまで何でも出てくる。
・お客さんが途絶えることがない。
・常連さんも多い。
看板はあるのですぐにお店は分かりやすいのでは?と弟に聞けば、
「ここからだよ」と( ̄ー ̄)ニヤリ。

細長い通路を通り抜け突き当たりへ。

あれ
あきやま とありますが…
手前階段を果たして登るのか?
と迷ったところで、先鋒はすでに右折。
右にまた細い通路があるようです。

あった
初めてのお店、しかも何でも作るよ、と聞けば不安は高まります…
(だってそういう類ってどれも半端なお料理の場合が多いんですもの…
)
ここからは店内の様子はお料理以外撮影NG。先客がすでに数組、カウンターを占めていらっしゃったんです。
カウンター奥上に右から左に長~く書かれたお品書きを撮ることができませんでした…
毎日その品書きの内容は変わるらしく、右端にはその日の日付。
お刺身から始まり、焼きや煮物、和・洋・中に広がり軽く50種以上…いやもっと?の品目が
きれいに筆書きされてあります。
あまりの多さに目が泳ぎ、何を頼んでいいのやら迷ってしまいました。
そんなことを見越していた弟、そしてお料理を作るのがそこの大将お一人なので他のお客さんに迷惑をかけては…とあらかじめ予約時点で、お造りの盛りと、子ども用にちらし寿司を相談していたようで…。

これで3人前。奥にもうひとつ。
真ん中には旬の はも も
お刺身はどれも弾力あり、やはり下関はお魚が美味しい
盛り付けも綺麗で、箸で扱いやすい。
(時折、これでもかと盛りすぎて次のひと切れがくっついてくることもあるお店もあるので)

お願いしていた子ども用ちらし寿司。
大鉢にどっさり様々な海鮮ものとともに盛られてきました。
その量は圧巻。大人用にも十分取り分けて余るほど。
ずいきもキレイに結ばれ、見た目にもよろし。

ビールで乾杯。お通しもひとつひとつが美味しいです。
左は島らっきょう。
次は肝をすりつぶして蒸したもの?
ここにもはも登場。こちらはくぎ煮のようなお味で、甘辛くビールにぴったり。
サックリしているのは焼いているのか揚げているのか?
右はトマトの生ハム巻き。

湯びきした白身魚の酢の物。

甥っ子がアジが好きなので、頼んだもの。
酢でしめてあり、生で甥っ子は期待していたようなので、そのまま大人へ。

母が頼んだ、おこげの中華あんかけ。
このメニューを見たとき、正直「だいじょうぶ?」と危ぶまれましたが、
これがまたとても餡が美味しかった
中華料理やさんで普通に出されても「うん美味しいね。やっぱり専門の人が作ると違うよね~」などと言っていたと思います

いかすみのパスタもオーダー。
またこれも並みのレストランよりいかすみの量が多く、にんにくや唐辛子も効いているので生臭さもなく美味しい
見た目も完璧

煮込み。
香りよく、赤ワインでじっくり煮込んでいるようです。
さらにビールがすすみますが、ワインに変えたかったくらい。

さつま揚げ。
いわしのつみれかな?すり身と野菜がたっぷり入ってヘルシー。
さっぱりといただけます。ここで和にひとまず戻る。

…とここで母、洋のオーダーに転じます。
変わり種ハンバーグ。
何が入っているかは尋ねそびれましたが、
スパイス類で特長の香りは多少消しているもののマトンかと思われます。
これまた美味しい。
ワインだな、やはり。変えるべきだったな。
美味しいな。。。

いつのまにやら注文されていた、にんにくの素揚げ。
オーダー元は…やはり、弟。
にんにく大好きなんだな…
カレーにもラーメンにもたっぷり入れる派の人。もちろん馬刺しにも人並み以上にたっぷりと。

〆のラーメン。
これが唯一、ちょっとワタシには合いませんでした。
ちょい甘めの味付けは苦手です…大将。スミマセン。
まあ、食べた、食べた。
美味しかった
なんでも作る=半端 ではないこともある、ということが分かりました。
他にも気になる一品がまだまだありましたが…全然胃が追いつきません
盛り付けひとつ手を抜かない優しい笑みをたたえる大将、そして給仕する女将さん、ごちそうさまでした。。。
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