晩夏を楽しもうと、金魚を観に行ってまいりました
アートアクアリウム展2012。
誰か誘おうかな~とも考えましたが、
来週から期末考査期間にも入るし外出する時間がとれず、この日しかない
と思い立ったその日に日本橋にあるコレド室町までGo
…とその前に池袋パルコ上にあるチケットぴあで前売り券もちゃっかりGet。
コレド入口で「混雑」の看板がかかげられていましたが、
そんなの気にしない、気にしない。
はやる気持ちを抑えつつ、エスカレータをのぼります。

なんだかテンションが変に上がりすぎて動悸がする…

入口の額縁のような水槽からスタート。
ここから金魚が自由きままに泳ぐさまをアートとして造りあげる作品の数々に出会えるわけです。
行列がもどかしい…。
気がはやる…

お花とのコラボ水槽。
なんとも妖しい艶やかな色彩の花々、そして金魚さんもより艶やかな尾をもつコたちが集まり何とも夜の世界を思わせます
美しい…

壁面には埋め込まれたり、飛び出たキューブ状だったりの水槽と各々の品種が書かれたプレート。
そしてそれぞれにあたるライトが少しずつ赤~青み、白へと変化していくのです。
それによって、金魚の様子もまるでちがった印象に映ります。

赤や青のライトは何とも幻想的。。。
そして、それが白に変わったとたん、

その金魚本来の美しさが際立つという仕掛け。

このコなんて、頬ぽっちゃりの幼児みたいに可愛い
品種はまったく分からないのですが、
傍らにいた女子若手二人組は妙に詳しく語り尽くしておりました。
ひとりの頭には金魚を思わせるようなシルクの大きな和調赤のリボンが…きっと本当に好きなんだろうなぁ…。

細長い通路の水槽コーナーを見終わり、左に曲がれば眩いばかりの幻想世界が。

とても楽しみにしていた多面体の水槽。
下から見上げるカタチで眺めます。
天井からは先ほどの水槽群コーナー通路にあった提灯シャンデリアが背景に見え、なんともオリエンタル~。

照明の色が変わっていくのですが、また違った印象でステキ…
…でも一番ステキだったのは、
白の照明に変わったとき。

なんとなんと、皆違う色彩の魚だったことが判明
同じ尾ひれだし、大きさだし、てっきり同じ色だと思ってましたよ。
しかもこのお魚さんたちに限って熱帯魚。海水魚と淡水魚のコラボという遊び心らしい。
POPな色でいつまでも眺めていたくなります

先ほどの多面体を背にして、階段状に大水槽が設置。
ところどころの台座には山だったり、椿だったり、漆みたいな和柄。
壁面のパネルにも泳ぐ金魚が大きく映し出されています。

金魚、掬い放題や~~
なんちゃって。
サイドや下から見上げるとアートそのものですが、
水槽を真上から見ると、身近に感じられる…
「ふふふッ
」と顔がほころぶ瞬間です。

階段の一番上には大きな金魚鉢
チョコレートファウンテンのごとく雫が流れ続け、そのしたにはまた金魚たちが回遊する大きな水槽。
黒い金魚がところどころ入って何とも華やか

下には、今回の展示のためにヴェネツィアのVENINIとコラボしたという金魚鉢がズラリ直線上に並べられ、なかにも、そしてその前の円柱状の水槽にも金魚がゆっくり泳いでいます。その奥二面には大きな鏡が貼られ、永遠に連なる景色は圧巻もの。
縁は大胆にカットが入りまさに金魚の尾そのもの。この展示後、世界中のVENINIコレクターの手に渡っていく予定だとか(コレクションでも既に紹介済)。
ステキだなぁ…

次は絵巻と名づけ、四季折々の映像とともに魅せる横長の巨大水槽。
手前の下には鏡を貼り、水面のようにその様子を映し出します。
水槽自体は奥行がないようで、上がったり下がったりする金魚が、春のサクラ、秋の紅葉、そして雪景色のなかにゆっくり影をおとしながら泳ぐさまは悠大。

その奥に進めば、また色艶やかな照明のなかたくさんの金魚が泳いでいるのですが、水槽に面白い仕掛けが。
三角が散らばっているの、見えますか?
これ、万華鏡になってるんです。
覗くと、そこを通りがかった金魚が万華鏡のパーツとなる仕組み。
カメラをくっつけて撮影してみると、

こんな感じ。
きっとその通るタイミングによって模様もかわるんでしょうね。
ステキ~~

気が付けばワタクシ、おひとり様で1時間半もいたことになります…。
ホントは夏休み終了直前に子どもたちを誘ったのですが、気乗りしてくれなくってフラレました
けれど、結果正解だったかな。
一度目はやはり気が済むまでこの世界に浸りたかったかも。
実はもう一度行きたかったりします…
あ~…
素敵すぎるわ、この世界。
カメラ撮影はOKなので、皆さんカメラを手にしバシバシ撮っていますが、お互い気にならないほどに浸れる世界です。。。
ちなみに、フラッシュ撮影および動画撮影は禁止となっているのでご注意を…
ちなみに、アクアリストの木村英智さん、予想外にお若くてイケメンです。
もっと苦虫を噛み潰したような難しい人かと思っておりました。。。
あまりにトリッキーな世界を創りだすもので…
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