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「カンタと刺し子-ベンガル地方と東北地方の針仕事-」展

11月24日まで日本民藝館で開催されていた

「カンタと刺し子-ベンガル地方と東北地方の針仕事-」展に行ってきました。

ほぼ3ヶ月間にわたる長期展示でしたが、なかなか行ける機会がなくて…ようやく、ぎりぎりセーフ。

にもかかわらず、民藝館を訪れる人の足は絶えず、ひっきりなしに出たり入ったり、の様子。

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Ca3h1009

東西アジアのステッチという共通項である作品の数々。

18世紀のものからあり、年月を経て糸と布がよい具合に馴染んでいます。

東北のごぎん刺しは、きっちりと密に刺された様々なステッチで全く別の布と布が縫い合わされたように見えるほどで、これが一枚の布からできたものとは思えません。元はほころびやすい肩や襟、袖口の補強にと刺したもの、とあっても、もはや一級織物のような仕上がり。これを手刺しでひとりが黙々と作業していたことを考えると気が遠くなります。

対して、カンタは、直線というより曲線で自由に表現された絵柄が布一面に踊っていて、なんとも楽しそう。…ですが、細かくみれば、絵もラインもチェーンステッチだったり、ストレートで埋められ、しかも、背景の白地の部分にも波紋のようにびっしりと細かくステッチで埋められていました。これまた気を失いそうになるほど。完成までどのくらいの月日がかかるのだろうと、その作者の根気強さにうたれるワタクシ。

観覧者の方々も、ひとつひとつ丁寧に見られ、口々に感想が漏れています。

当時、これらを作った人達、現代の今こうして展示され、事細かに見られるとは思いもしなかっただろうなぁ…。

(ルーペの貸出もアリ)

企画展示のものとは別に、

民芸の展示もじっくり見て楽しみました。

漆や、各地の窯の注器。

お土産ショップには、民陶や今回の企画のカンタコースター、民藝館ができるきっかけ(西館は元住居で、本館は西館の意匠に合わせつくられたもの)となった柳宗悦氏…の息子さんの宗理氏のキッチンツールも販売。

楽しいなぁ、おもしろいなぁ。

人が入ることで年月とともに艶の入った木肌に、欄間の組木の規則的な美しさ…深くため息をついてしまいます。

疲れたわけでもなく、ちょこちょことベンチに座ってはじっくり。

ここに来るまではちょっと不便だけれど、

また興味ある展示のときには行ってみよう。

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