山女日記
湊かなえさん著作
「山女日記」
彼女の本はイヤミスしか読んでいないので、
この本は衝撃的。
ただ、人の心のひだ奥深くに立ち入る描写のうまさはやはり彼女ならではなのか。
山、登るのは苦手だし、興味もさらさらないのですが、
これを読んで、ちょっとしたハイキング程度なら…いいかな、と思ってしまったほどに山登りが魅力的に書かれています。
新鮮。
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湊かなえさん著作
「山女日記」
彼女の本はイヤミスしか読んでいないので、
この本は衝撃的。
ただ、人の心のひだ奥深くに立ち入る描写のうまさはやはり彼女ならではなのか。
山、登るのは苦手だし、興味もさらさらないのですが、
これを読んで、ちょっとしたハイキング程度なら…いいかな、と思ってしまったほどに山登りが魅力的に書かれています。
新鮮。
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久しぶりに児童文学を読みました。
小学校中級~
「かはたれ」
「たそかれ」
朽木祥さん著作
山内ふじ江さん画
児童文学なのだけれど、活字ぎっしりですごく哲学的。
碧色フィルターがずっとかかっているようなしん、とした世界。
かはたれ…「彼は誰」夜明け時、夕暮れどきの薄闇。
たそかれ…「誰そ彼」夕暮れどき、黄昏。
昔の日本語の美しい響き、古典は苦手だったけれど、いいですね。
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震災のあと、
それぞれのひとたちの短編集。
「また次の春へ」
重松清さん著作
寄り添う気持ちはおこがましいけれど、
読むことで気持ちを寄せさせてください。
考えさせてください。
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「アカガミ」
と聞くとドキッとする昭和世代。
その意味に遠からず近からずの
「アカガミ」
窪美澄さん著作
今の状況から察するにこんな事も考えられるよね~とブラックな気持ちで読める一冊。
主人公たちが純粋で救われる。
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現在映画でも公開中の
「怒り」上下巻
吉田修一さん著作
装丁も得体のしれなさを表現。
なにげに背景がゴールド&シルバー。
綺麗ですね。
不安・疑念って一度抱えてしまうとなかなか消えずくすぶり続ける。
それどころか、増大することは常。
その種をひとつずつ丹念に散らばせ、それを拾い上げていく登場人物の心の揺らぎが読んでいて世界に引き込まれます。
上下巻、ノンストップで読み通したいと衝動に駆られる作品。
切なさも入り混じり、感情の波を揺さぶられること間違いなし。
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「炎上する君」
西 加奈子さん著作
なんという一冊。
短編集なのだけれど、
そのひとつひとつの奇想天外な発想に驚かされ、引き込まれる。
しかも哲学的。
存在意義って?
自分ってホントはどんな風?
ステキ…
ステキすぎます。
その表現のしかたに惚れ、何度でも読み返したくなるかも。
大人のための寓話集、かな。
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なんて楽しい大人のシュミレーションゲームなのだろう。
ワクワクして自分までその世界に入り込んでしまったのが、
原 宏一さん著作の
「極楽カンパニー」
単純に楽しかったーでは終われない、
悲喜交々ではあるけれど、
これまた人生。
軽妙な筆さばきに
読後感もすっきり爽快です
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京極夏彦さん著作の絵本。
「いるの いないの?」
昔、鹿児島の祖母宅に泊まるたびに感じていた得体のしれない不安。
それが思い出される。
暗い天井の梁だったり、
ずらり壁にかかった祖父、曽祖父、またその先…の額装された写真。
そして外廊下をつたって家の端に位置する和式トイレの暗闇。
庭の奥の奥の暗がり、木の幹の分かれ目にぶらさがる蛇の抜け殻。
手水鉢にやってきた小さな蟹でさえ、これはなにかの遣いではなかろうか…などといろいろ怪しんではいたくらい、
そのくらい、なにに対しても不安を抱えて眺めていたあの頃。
その気持ちを、
この絵本の少年にそのまま投影し、彼のビジョンであらためて絵本の世界を内側から眺めてみると、ずっしりとした怖さと不安の重さが背中にのしかかってくる。
挿絵の無機質感を出すガラスのような目、陶器のような肌がなおいっそう、その効果を増幅させているようだ。
夏の昼下がりにでも、夜にでも、そっとひとりで眺めることをオススメいたします。
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「美しいもの」
漆椀づくりで有名な、赤木明登さんによる著作。
各界のものづくり師の作品とものづくりへの姿勢を綴った一冊。
写真のあまりの美しさに見とれること、その都度なり。
写真集としても完成度の高いものではないでしょうか。
あくまで活字はぎっしり、の書籍ではありますが。
永久保存版にしてもいいのかな…と思ってしまうが、
図書館で借りられる利便さに甘えて、
見たい時にまた借りよう、と思う。
本の表紙をとっていたらふと気づいた。
体も顔もどんどん成長していき、少々寂しくもある我がちみっ子。
足の指先はまだ、可愛い。
このあと、つついてみた
コラ、行儀悪いぞ。
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「しあわせのパン」
三島有紀子さん著作。
映画化にもなり、このとおり表紙にはその写真が。
観ていないのですが、
読んでもほんわか、映像が浮かんでくる一冊。
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